一人になりたいと言われた。
今までも彼女は忙しくなったり、悩みに深く陥ってしまったときにそう話すことはあった。
しかし、今回は雰囲気が違っていた。
今回ばかりは本気のようだった。そのメールの直前に電話していたときは、そんなことはおくびにも出さず、電話を切った後に突然そんなメールが。
いつも彼女はメールでそういうことを送る。自分はちゃんと口で言って欲しいと思うのだけれども、実際に言われたら気が動転してしまうし、彼女もそれがいやでメールで言ってくれているのだと思う。
そのやさしさは悲しいくらいに私の胸に響く。
この一ヶ月間、いや1,2週間の間に彼女は多くの挑戦をしている。今、まさに新しい生活に自分を変えようとしている。

私と一緒にいたら新しい生活に移れない。それどころか過去の生活を思い出して辛くなるだけなんじゃないか??

そんな思いが一瞬頭をよぎり、「分かったよ」と、返信してしまった。
「彼女の幸せのため?ただの自己犠牲による自己愛じゃない?」
高校時代に彼女と別れた後に後悔して、自分を責め続けた言葉がまた聞こえた気がした。

自分が一緒にいてもっと幸せにしてあげればいいんじゃないか。

そう思う自分と、別れた後も何度も連絡を取ってくる元彼に疲れていた付き合い当初の彼女の顔が交互に浮かぶ、、、

でも、、やはり私は彼女が好きで仕方がない。

大切な人がいつかは去ってしまうと思うから一人になりたがるんじゃない?俺はそばにいるよ。

かつていったあの言葉は、自分が彼女に言ってもらいたかった言葉だと今更ながらに感じた。
私はもう以前とおなじ後悔をしないと決めた。
彼女の心に割って入っていくようなものじゃなく、包み込むように想いを伝えたいと思う。それでも駄目ならしょうがないんじゃないかって。
ちゃんと思ってることを言ってと、今まで彼女に話してきた自分が、ちゃんと想いを伝えないのはおかしいと思うし。

俺は彼女が好き。

この2年間一時も変わらず。

これからも一緒の景色を見て生きたい。

離したくない。離れたくない。

ただ、、、
ただそれだけが私の気持ち。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索