忘れていたと思っていたかつての大切な人、その人からふいにメールが舞い込んだ。
「今年は帰ってこれるの?」
予想外で戸惑ったけど、何よりメモリに彼女の名前が残っていたことに自分のことながら驚いた。
夏休みも今年を含め、あと2回ほど。もう会える可能性すらほとんど無くなってしまうのに、田舎で就職してそばにいたいなんて、やり直せるならなんてたまに考えてしまう自分を否定できない。
こんな気持ちも昨日の日記のように彼女を傷つけてるなと反省。
過去とは美化されるものだ。
いまさらやり直したってあのころとは違うことなんて分かりきってる。でも、やっぱり誰かに奪われるのが嫌みたいだ。
実際にはもう奪われてしまっているんだけど(汗)
そんなことを抜きにしても、今の私には疑いも無く今の彼女が大切だ。
ただ、、昨日悩んだ後だけに結構堪えてしまった。
淡い過去を思い出しつつ、最後のメールを返した。
向こうもそれに納得してくれた。
別れた直後、
実家に帰って就職してもう一度やり直す。それまであきらめない。大きくなって帰ってくる。
そんなことを考えながら生きてきた。それがいつの間にか薄れて、、、
そしてこんなときに不意に思い出す。あきらめたいと思う自分と、あきらめたくない自分。割り切れない感情ってやつを、めんどくさいと思いながらも、いかにも人間らしいかと変に納得した。
こんどこそメモリを消し、来たばかりのメールを消し、やっと4年前に止まったままだった彼女との時間が動き出し、終わりを迎えた気がした。
私は前に進む。今、自分にとってもっとも大切な人が分かっているし、いくらかどうするべきかも分かってきたつもりだ。
たとえ彼女にとって私がただの通過点であろうと、未来に臆することなく、今を生きていく決心がやっとついたのだ。

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